本記事では、筆者がよく行くカイロ、ガーデンシティにある ROOM Art Space & Cafe というライブハウスと、実際のライブへの行き方を紹介します。語学の記事ではありません。
【立地】
ガーデンシティの شارع اتحاد المحامين イッティハード・エル=モハミーン(弁護士連盟)通りにあります(Google Map)。公式サイトには Tolombat Street と書かれていますが、嘘です。
↑このような店構えです。半地下になっていて、目立つ看板等はなく、初めて来るときは気がつきにくいです。ガーデンシティは米国、英国をはじめとする各国大使館や、ケンピンスキー、フォーシーズンズ等の高級ホテルが集まる、カイロでも屈指の高級地区です。今はマアーディにある日本大使館も、移転前はガーデンシティにありました。Roomが位置する弁護士連盟通りは、昼夜問わず人通りは少なく、夜は暗いです。辺りには豪華なヨーロッパ風の建物が並んでいます。
【キャパシティ】
100~150人程度。この写真が客席のほぼ全景となります。立ち見が出るほど客が入るライブはあまりなく、座って落ち着いて音楽を聴くことができます。
【ハウスルール】
・一人から参加可能です。Cairo Jazz Club の「25歳以上のカップルもしくは男女混合グループ」という条件と比べると敷居が低いです。
・日本のライブハウスでよくあるワンドリンク制はありません。ライブをやっていない時間帯はカフェとして営業していることもあり、各種ドリンクや軽食メニューは豊富です。
・タバコについて。喫煙ゾーンと禁煙ゾーンに分かれています。と言っても煙を遮断する仕切りのようなものがあるわけではなく、完全には分煙されていません。出演者の意向で全面禁煙になることもあります。
【ライブハウスとしての性格】
Roomは2014年夏にオープンした比較的新しいライブハウスです。カイロは巨大都市でありながら、主要なライブハウスの数は両手の指で数えられるくらいしかありません。地元のインディーズ・バンドと音楽ファンにとって貴重な場所となっています。
カイロのライブ会場と言えば、2011年の革命前から文化センターとしてエジプト若者文化の発信地となってきた、El Sawy Culture Wheel が最も有名です。ここのナイル・ホールは少なく見積もっても2000人ほどのキャパがあり、エジプトのインディーズ・ミュージシャンたちにとっての武道館的位置付けとなっています。Roomには、Sawyに出られるほどの人気はない、エジプトのインディーズ・バンドたちが出演します。
(Sawyのナイル・ホールを埋められるバンドの一例…Cairokee, Wust el Balad, Massar Egbari, Black Theama, Autstrad(ヨルダン) etc.)
演奏される音楽のジャンルは、ロック、ジャズ、フラメンコ、アラブ音楽、欧米有名バンドのコピー(ピンクフロイド、コールドプレイが多い)等様々です。たまに、カイロ訪問中のヨーロッパのバンドが出演することもあります。
【客層】
20代~30代くらいの若者が圧倒的多数です。このようなところにわざわざお金を払って音楽を聴きに来るのは、裕福かつ文化意識の高い人だと考えられます。女性客も多く、ヒジャーブ着用率は低いです。保守的な社会であるエジプトで、比較的リベラルな空気を感じることのできる数少ない空間です。
【ライブへの参加方法】
①行きたいライブを決める
公式サイトのイベントページ またはFacebookページ をこまめにチェックして、行きたいライブを決めます。基本的に、10日以上先のスケジュールはいつも未定なので、好きなバンドのライブが急に入ったりすることがよくあります。
②チケットサイト e7gezly で当該ライブのチケットを予約購入する
ソールドアウトしなければ当日券が出るので、必須ではありませんが、事前購入をおすすめします。e7gezlyの会員登録にはエジプトの携帯電話番号が必要です。カード支払い可能です。予約が完了すると、チケットを表示するためのURLがメールで送られてきます。
e7gezlyは2018年5月現在、カイロで開催されるネット予約可能なほとんど音楽イベントのチケットを取り扱っています。クラシックコンサートやバレエの公演を催しているオペラハウスのコンサートチケットも予約可能です。
②チケットサイトPay Me Storeで当該ライブのチケットを予約購入する
ソールドアウトしなければ当日券が出るので、必須ではありませんが、確実にそのライブを見たい場合は事前購入をおすすめします。
e7gezlyは2018年7月にRoomのチケット取り扱いを止めました。現在エジプトではTicketsMarcheなど複数のチケットサイトが乱立しており、シェアの奪い合いが起きているように見えます。Roomのチケット取り扱いサイトもコロコロと変わる可能性があるので、ご注意ください。最新情報はRoomのFBページで確認してください。
③当日、会場の入り口で、スマホの画面にチケットを表示させてQRコードを読み取ってもらい、手の甲にハンコを押してもらって入場する。
(2019年1月19日修正)
以上
【立地】
ガーデンシティの شارع اتحاد المحامين イッティハード・エル=モハミーン(弁護士連盟)通りにあります(Google Map)。公式サイトには Tolombat Street と書かれていますが、嘘です。
↑このような店構えです。半地下になっていて、目立つ看板等はなく、初めて来るときは気がつきにくいです。ガーデンシティは米国、英国をはじめとする各国大使館や、ケンピンスキー、フォーシーズンズ等の高級ホテルが集まる、カイロでも屈指の高級地区です。今はマアーディにある日本大使館も、移転前はガーデンシティにありました。Roomが位置する弁護士連盟通りは、昼夜問わず人通りは少なく、夜は暗いです。辺りには豪華なヨーロッパ風の建物が並んでいます。
【キャパシティ】
100~150人程度。この写真が客席のほぼ全景となります。立ち見が出るほど客が入るライブはあまりなく、座って落ち着いて音楽を聴くことができます。
【ハウスルール】
・一人から参加可能です。Cairo Jazz Club の「25歳以上のカップルもしくは男女混合グループ」という条件と比べると敷居が低いです。
・日本のライブハウスでよくあるワンドリンク制はありません。ライブをやっていない時間帯はカフェとして営業していることもあり、各種ドリンクや軽食メニューは豊富です。
・タバコについて。喫煙ゾーンと禁煙ゾーンに分かれています。と言っても煙を遮断する仕切りのようなものがあるわけではなく、完全には分煙されていません。出演者の意向で全面禁煙になることもあります。
【ライブハウスとしての性格】
Roomは2014年夏にオープンした比較的新しいライブハウスです。カイロは巨大都市でありながら、主要なライブハウスの数は両手の指で数えられるくらいしかありません。地元のインディーズ・バンドと音楽ファンにとって貴重な場所となっています。
筆者一押しのバンド Janan(2018年5月12日撮影)
(Sawyのナイル・ホールを埋められるバンドの一例…Cairokee, Wust el Balad, Massar Egbari, Black Theama, Autstrad(ヨルダン) etc.)
El Sawy Culture Wheelのナイルホール。2013年5月Cairokeeのライブにて。
【客層】
20代~30代くらいの若者が圧倒的多数です。このようなところにわざわざお金を払って音楽を聴きに来るのは、裕福かつ文化意識の高い人だと考えられます。女性客も多く、ヒジャーブ着用率は低いです。保守的な社会であるエジプトで、比較的リベラルな空気を感じることのできる数少ない空間です。
【ライブへの参加方法】
①行きたいライブを決める
公式サイトのイベントページ またはFacebookページ をこまめにチェックして、行きたいライブを決めます。基本的に、10日以上先のスケジュールはいつも未定なので、好きなバンドのライブが急に入ったりすることがよくあります。
②
ソールドアウトしなければ当日券が出るので、必須ではありませんが、確実にそのライブを見たい場合は事前購入をおすすめします。
e7gezlyは2018年7月にRoomのチケット取り扱いを止めました。現在エジプトではTicketsMarcheなど複数のチケットサイトが乱立しており、シェアの奪い合いが起きているように見えます。Roomのチケット取り扱いサイトもコロコロと変わる可能性があるので、ご注意ください。最新情報はRoomのFBページで確認してください。
以上